14 繰り下がりのある計算(1)

「繰り上がりのある1位数+1位数計算」の逆の、「2位数(20まで)から1位数を引いて1位数になる計算(繰り下がりのある計算)」も、将来の算数・数学の大事な基礎です。
繰り下がりのある引き算は、繰り上がりのある足し算36組を確実に覚えていれば、それほど難儀はしないと思います。
引き算もやはり36組ありますから、36組全ての場合を暗記させるにこしたことはありません。

一人ひとりの子どもの様子をしっかり把握し、落ちこぼれのないように指導しjて欲しいものです。

繰り下がりのある引き算
〔繰り下がりのある引き算は、11月上・中旬から学びます〕さんすう、好き すき (1ねんせい)

〈繰り下がりのある計算のねらいと考え方〉
@ 「13−9=4」、「11−8=3」などのように、繰り下がりのある場合の計算のしかたを知る。

 問題 「かきが 13こ なって います。9こ とると、なんこ のこり ますか」
  しき  「13−9」 

 かんがえかた1 「10の ほうから 9を ひいて 1、1と 3で 4」

 かんがえかた2 「13から 3を ひいて10 10から 9のうち まだ ひき  たりない 6を ひいて 4」

A かんがえかた1のように、「13を10と3に分け、10から9を引いて1,その1に3を足して4」と答えを出す仕方を知る。
  すなわち引いて足しまから「減加法と言います。

B かんがえかた2のように、「13の1位数3だけを引き、次に9のうちのまだ引き足りない6を10から引いて4」と答えを出す仕方を知る。
  すなわち引いてさらに引きますから「減減法」と言います。

* いずれにしても、1学期に学習した、10までの数の合成・分解が基礎となっています。

【蛇足】〜お家の方へ〜

ア さんすうは、積み重ねの学問です。1学期に学習した、かずの合成(あわせる)、分解(わける)の学習が身についていないと、「繰り下がりのある計算」の学習で難儀します。
・ 10までの数の合成・分解が十分身についていない子には、家庭でドリルするといいでしょう。(学校でも指導しますが手が回らない場合があります)

 繰り下がりのある計算も、繰り上がりのある計算とおなじように、全部で36組です。
・ 36組について、全ての教科書に載っていますので、それを利用してドリルして下さい。カードを作って、何回も繰り返して下されば、申し分ありません。

担任やお家の方の努力でさんすうが上達

         

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