2 「なんばんめ」(10までのかず)
   〔10までのうち「なんばんめ」は、5月中旬ごろ学習〕
10までのかずのこと(個数とか順番のこと)が分かっていない子に、ふえたり・へったり(たしざん・ひきざん)を教えることはできません。
勉強は全て積み重ねですが、特に、さんすうは、ポイントが身についていないと次の勉強へ進むのはむりなのです。

(ねらい)

@ 10までの具体物の列の中から、前から6番目の物を指すことができる。

A 10までの具体物の列の中から、後から6番目の物を指すことができる。

  前・後だけでなく、上からとか下からなども取り上げるとよい。
絵や机上の具体物だけでなく、「前から8番目のいすにすわりなさい」「こちらから7本目の木に、赤いテープを巻きなさい」などと、体を動かして順番を決めさせることを取り上げるのもよい。

【蛇足】〜お家の方へ〜
かず(すう)は、集まりの個すうを表す場合と順番を表す場合があります。
ア スーパーなどで買い物のとき、「こっちから3番目のリンゴがうまそうだから取って」 などと言って、体で学習させましょう。
イ 公園などで、「写真を写すから、9本目のバラのところへ立ちな」などと言って、体を動かして順番を決めさせて下さい。
ウ 「なんばんめ」を考えさせるときにはどこからという基点をはっきりさせることが大切です
* 子どもに基点を決めさせ、「なんばんめ」と指示させ、おうちの方が指示に従うことも行うといいでしょう。

◎ 「かず」と「すう」は同じと考えて結構です。しかし、1年生では、「かず」を用いる方が普通です。詳しくは下の「かず」と「すう」の区別を参照に。

* 「かず」と「すう」の区別 について (←クリック

       

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