3 「ふえたり へったり ー10までのかずー」(1)=たしざん=
〔10までのかずのたしざんは、6月中旬ごろ学習〕
一年生の子たちは、テレビゲームなどについて、場合によっては、お母さんやおじいちゃんたちより、はるかによくを知っています。
しかし、こんなことを知らないのかとビックリするような場合もあります。
先生 「はとが8ひきいて、3びきとんでいきました。なんびきになったかな?」
1ねんせいの子 「たしざん? ひきざん?」 (飛んでいったのだから減った、ということがよく分かっていない)
子どもの「分からないということ」を分かってやって下さい。
* エレベーターごっこなどの遊びを通して、ふえたりへったりすることを体験し、「のり」はふえ、「おり」はへる ということを何となく知らせる。
(ねらい) @ 絵や具体物(おはじき・花・りんご・本など)を使って、「あわせていくつ」 「みんなでいくつ」 「ふえるといくつ」 「いれるといくつ」 「くるといくつ」 「もらうといくつ」などの意味を知る。 * 「ふえる」ということの意味を納得させるため、日常の色々な場面で体験(または机上の模擬体験)をさせる。 A 1から10までのかずのたしざん(あわせて10以下)の練習をする。 * 教科書に「たしざん かあど」の見本が載っているから、カードを作って練習する。(教科書によっては、カードが付録としてついている) * この段階では、あまり徹底する必要はない。(後日あわせて10以上になる場合に、かけ算九九と同じように徹底する) |
【蛇足】〜お家の方へ〜
ア 日常生活の中で、あわせて・みんなで・ふえると・いれると・くると・もらうとなどの言葉を使うようにするとよい。
イ 指を使う子がいてもあまり苦にしない。(指は最高の計算具)
* ふえるということの意味を知らせるようにすればよい。(子どもによっては、多少あいまいでも次第に意味が分かってくるから、ゆったり)