1ねんせいの復習 4
最も重要な3つの復習 (3)
1ねんせいの子の中には、位取り記数法が十分理解できていない子も、ままいます。
大人の感覚で言うと、「18」も「65」も同じ二桁の数と思われがちですが、1ねんせいにとっては、同じようにとらえられない子がいます。
例えば、「ろくじゅうご」と言うと、「65」ではなく、「605」と書く子がいます。「60」と「5」ですから、なるほどと思ったりもします。
「おおきい かず」(復習)のねらい (再掲)
@ 100までの数について、ものの個数や順番を正しく数え、2位数についてその表し方と意味を理解する。
* 65を60と5だから「605」と書く誤答が見受けられるが、あわてず何回も訂正してやり、「65」と書くことを覚えさせる。(決してけなさず、静かに何回も言ってやる)
A 100までの数を10ずつまとめて数えるよさに気づく。
* 数え棒やおはじきなどの具体物の操作を通して、気づかせる。
B 100までの数を「10がいくつと 1がいくつ」という見方から、とらえることができる。また、(何十)の合成・分解ができる。(50は20と30、60と20は80)
C 100までの数を数字でかいたり数直線に表したりするとともに、数の大小比較ができる。
D 十進位取り記数法のしくみを理解し、100までの数の表し方や意味が分かる。
【蛇足】〜お家の方へ〜
ア 特に、上のA・Bを家でも復習させて下さい。
A 100までの数を10ずつまとめて数えるよさに気づく。
* 数え棒やおはじきなどの具体物の操作を通して、気づかせる。
B 100までの数を「10がいくつと 1がいくつ」という見方からとらえることができる。また、(何十)の合成・分解ができる。(50は20と30、60と20は80)
イ 1から100までの数字カードを使って、「60と5を出して、65」のように、何十に1位すうをあわせる場合も練習させて下さい。
※ 100までの数の足し算引き算は、家ではふれない方がいいでしょう。また、100より大きい数も扱う学校があるでしょうが、これも家では扱わないでいいでしょう。