19 おおきいかず

学校によって進度はまちまちですが、普通 「20よりおおきいかず」 の学習は、3学期(1月)に入ってからです。

大人の感覚で言うと、「18」も「65」も同じ二桁の数と思われますが、1ねんせいでは、同じようにとらえられない子がいます。

例えば、「ろくじゅうご」と言うと。「65」ではなく、「605」と書く子がいます。「60」と「5」ですから、なるほどと思ったりもします。

おおきい かずのねらい

 〔「おおきい かず」は、1月上旬・中旬に学習します〕

@ 100までの数について、ものの個数や順番を正しく数え、2位数についてその表し方と意味を理解する。

 65を60と5だから「605」と書く誤答が見受けられるが、あわてず何回も訂正してやり、「65」と書くことを覚えさせる。(決してけなさず、静かに何回も言ってやる)

A  100までの数を10ずつまとめて数えるよさに気づく。

* 数え棒おはじきなどの具体物の操作を通して、気づかせる。

B 100までの数を「10がいくつと 1がいくつ」という見方からとらえることができる。また、(何十)の合成・分解ができる。(50は20と30、60と20は80)

C 100までの数を数字でかいたり数直線に表したりするとともに、数の大小比較ができる。

D 十進位取り記数法のしくみを理解し、100までの数の表し方や意味が分かる。さんすう、好き すき (1ねんせい)

【蛇足】〜お家の方へ〜

 かぞえ棒・おはじきなどの具体物の個数と、100までのかずすうじとを正しく対応できるようになるまで、練習させて下さい。また、100までのかずの系列(順番)を正しく言えるようにしてやって下さい。
 0から100までかずが順番に並んでいることを理解させて下さい。
* 数直線(かずのせん)は、かずが順番に並んでいる、右に行くほど大きい、1ずつふえていることも知らせて下さい。
イ 1から100までの数字カードを使って、「60と5を出して、65」のように、何十に1位すうをあわせる場合も練習させて下さい。

※ 100までの数の足し算引き算は、家ではふれない方がいいでしょう。また、100より大きい数も扱う学校があるでしょうが、これも家では扱わないでいいでしょう。

         

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